吉泽明步3 吉沢明歩 (via kind03cn)
“以前、タイにいたとき、たまたまTシャツが必要になって、パタヤの露店で1枚買った。 何でもよかったのだが、その露店ではタイの国旗と「私たちはタイを愛する」という文字が英語とタイ語で書かれたTシャツが売っていたので、私は深く考えないでそれを選んだ。 私はタイを愛していたので、このTシャツの言葉には特に異論はない。 次の日、ぶらぶらと街を歩いていると、まったく見知らぬモトバイクの運転手が立ち上がって、私に握手を求めてきた。 向こうから笑顔で近づいて来る男というのは、だいたいが胡散臭い人間が多いので、私が警戒していると、男は私のTシャツを指さして「私たちはタイを愛する」と言った。 この男は愛国者だったのだ。私たちはハグして、立ち去った。 このTシャツの威力はなかなか大したもので、他にも店に入ると店員が私を優遇してくれたこともある。 人々は、自分が生まれ育った国をとても愛している さらに空港でもこのTシャツを着て出国審査の列を並んでいると、審査官が私を指さしてわざわざ先に処理してくれるというおまけもついた。 タイの国旗だけのTシャツでは効果が薄い。きちんと「私たちはタイを愛する」という言葉がタイ語で入っているものでないと効果が薄い。 こういったTシャツは、観光客がたくさんやってくるタイでは簡単に手に入る。本当にタイを愛していて、それをアピールしたいのであれば、このTシャツはなかなか効果があるので試して欲しい。 見知らぬタイ人が感激し、時には感涙して抱きついてくる経験をするだろう。 私は試していないが、恐らくインドやインドネシアやカンボジアやベトナムやフィリピンと言った国々でも、同じ反応になると思われる。 グローバル化の時代だとは言っても、現地の人々は実のところ、自分の生まれ育った国をとても愛していて、その愛はとても深いものだ。 だから、外国人が自国の言葉を一生懸命に話してくれたり、そうやってTシャツを着て「あなたの国が好きです」とアピールしている姿を見ると、熱い感情がほとばしってしまう。 土着の文化をきちんと守った上で、それを一生懸命に理解して馴染もうと考えている外国人を嫌いになれる人はいない。その外国人には土着の文化に対する愛があり、共感がある。 その国の言葉や文化や食生活や習慣は、その国の人たちにとって大切なものだ。それを学び取り、理解し、取り込んで、さらには愛してくれる外国人をどうして嫌いになれるだろう。”
— 多文化共生どころか、多文化間の憎悪が生まれる暴力社会に (via sqiz)
2015-01-15
(via mmtki)
